〜スイングのキレと安定感を手に入れる〜
こんにちは!
前回の記事では「身体がきれいに回るためのポイント」として、上半身・下半身・重心移動の連動についてお話しました。
今回は、そこからさらに一歩進んで、身体の回旋力を高めるための実践メニューをご紹介します。
スイングの回転スピードが上がると、飛距離はもちろん、タイミングやバランスも改善され、結果としてスイングの安定感がぐんと増します。
回旋力を高めるには?
ゴルフのスイングは、回転運動が軸になります。
その回転を支えるのは、以下の2つの要素です。
✅ 柔軟性(=ストレッチ)
胸郭や股関節が硬いと、スムーズな回転が妨げられます。可動域が広がれば、無理なく大きなスイングが可能になります。
✅ 安定性(=体幹トレーニング)
回転の「軸」がぶれるとスイングが安定しません。体幹がしっかりしていれば、パワーロスが減り、フォームも安定します。
【パート①】回旋力を高めるストレッチ
1. チェストオープナー(胸郭ストレッチ)
効果:上半身の回旋可動域を広げる
やり方:
両手を肩の高さで横に広げて立つ
右手で左肩を抱き、左手は背中側へ回す
背筋を伸ばしたまま、胸を開くように右に上半身をひねる
呼吸を止めずに20秒キープ
左右交互に2〜3セット
2. ワールド・グレイテスト・ストレッチ
効果:股関節・胸郭・背骨の回旋すべてにアプローチ
やり方:
片足を前に出してランジの姿勢を取る
前足と同じ側の肘を、地面に近づけるように下ろす
そのまま反対の手を天井に向けて上体をねじる
深呼吸しながら10〜15秒キープ
反対側も同様に行う(左右2セットずつ)
3. スパインツイスト(背骨のひねり)
効果:体幹の回旋に関わるインナーマッスルを刺激
やり方:
仰向けに寝て、両膝を立てる
両手を横に広げ、肩を床につけたまま両膝を左右に倒す
倒した側と反対側の肩が浮かないよう注意
左右交互にゆっくり10回ずつ行う
【パート②】体幹を鍛えるトレーニング
1. デッドバグ
効果:腹横筋や腸腰筋を鍛え、軸ブレを防ぐ
やり方:
仰向けで寝て、両手と両膝を90度に上げる
右手と左足をゆっくり床ギリギリまで伸ばす
元の位置に戻し、今度は左手と右足
10回×2セット
2. プランク with ローテーション
効果:体幹の安定性+回旋筋群の強化
やり方:
通常のプランク姿勢(肘つき)をとる
片腕を天井に向かって持ち上げ、身体を横にひねる
ゆっくり戻して反対側も同様に
左右交互に10回ずつ
3. スタンディング・ローテーション with チューブ
効果:スイングに近い動きで、実戦的な回旋力アップ
やり方:
チューブを柱などに結び、体の正面で持つ
足を肩幅に開き、軽く膝を曲げる
上半身を軸にしてチューブを引っ張るように左右にひねる
ゆっくり戻して10回×左右2セット
まとめ:動ける体が、スイングの質を変える!
ゴルフで「きれいに回る」ためには、柔軟性と安定性の両立が不可欠です。
ストレッチで可動域を広げ、体幹トレーニングでブレない軸を作ることで、自然でパワフルなスイングが手に入ります。
少しずつでも構いません。日々のルーティンに取り入れて、“動ける体”を作ることから始めましょう!


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