「調子が良かったのに、急にスコアが崩れた…」 「このホールで大たたきしなければ、ベストスコアだったのに…」
こんな経験はありませんか?
実は、ゴルフの**大たたきの原因の多くは「クラブ選択のミス」**にあります。どれだけスイングが良くても、状況に合わないクラブを選んでしまうと、ミスが連鎖してスコアが一気に崩壊してしまうのです。
この記事では、PGA認定ティーチングプロ監修のもと、大たたきを防ぐための正しいクラブ選択の方法と、レベル別によくある失敗例を詳しく解説します。
なぜクラブ選択がスコアを左右するのか?
ゴルフは「飛ばすスポーツ」ではなく「マネジメントのスポーツ」です。
クラブ選択を誤ると:
- 飛距離が合わずグリーンオーバーやショート
- ラフやバンカーから脱出できず連続ミス
- 障害物に捕まりさらに悪い状況に
逆に、状況に応じた適切なクラブを選べば:
- リスクを最小限に抑えられる
- ミスしても大きなダメージにならない
- 安定したスコアメイクが可能になる
つまり、クラブ選択はスコアを守る最も重要な技術なのです。
【基本】大たたきを防ぐクラブ選択の3つの基準
PGA認定プロが推奨する、状況判断の3つの基準を紹介します。
基準①:距離を正確に把握して選ぶ
なぜ重要?
自分のクラブ別の平均飛距離を把握していないと、グリーンをオーバーしたり大きくショートしたりして、次のショットが難しくなります。
具体的な選び方
まずは自分の飛距離表を作る
| クラブ | 平均飛距離 |
|---|---|
| ドライバー | 200〜230ヤード |
| 3W | 180〜200ヤード |
| 5W | 170〜190ヤード |
| 7番アイアン | 140〜150ヤード |
| 9番アイアン | 110〜120ヤード |
| PW | 90〜100ヤード |
| SW | 60〜70ヤード |
距離に応じたクラブ選択例
- 残り150ヤード → 7番アイアン
- 残り100ヤード → PW
- 残り70ヤード → SW
プロのアドバイス
「最大飛距離ではなく平均飛距離で判断することが重要です。150ヤードを7番で届かせようと力むより、6番で楽に打つ方が確実です」(PGA認定プロ)
基準②:ライ(ボールの状態)を確認して選ぶ
なぜ重要?
同じ距離でも、芝の状態によってボールの飛び方や脱出難易度が大きく変わります。ライを無視したクラブ選択は、大たたきの入り口です。
ライ別のクラブ選択法
①フェアウェイ(良好なライ)
- 選ぶクラブ:ロフトの少ないクラブ(ロングアイアン、フェアウェイウッド)
- 理由:クリーンに打てるので、飛距離を稼げる
- 狙い方:グリーンを直接狙うか、確実に前進
②ラフ(深い芝)
- 選ぶクラブ:ロフトのあるクラブ(9番、PW、SW)
- 理由:芝の抵抗で飛距離が出ないため、脱出優先
- 注意点:無理に距離を稼ごうとすると、さらに悪い場所へ
③傾斜地(つま先上がり/下がり、左足上がり/下がり)
- 選ぶクラブ:安定性重視で1〜2番手短いクラブ
- 理由:バランスが取りにくく、ミスヒットしやすい
- 目標:無理せず安全なエリアへ運ぶ
④ベアグラウンド(芝がない硬い地面)
- 選ぶクラブ:ソールが薄いクラブ(アイアン)
- 理由:バウンスが大きいと跳ねてトップしやすい
プロのアドバイス
「ラフでは『脱出』が最優先です。100ヤード残っていても、確実にフェアウェイに出すことを考えましょう。1打増えても、次が打ちやすければスコアは崩れません」(PGA認定プロ)
基準③:障害物の有無を考慮して選ぶ
なぜ重要?
直線距離が同じでも、バンカー・池・木などの障害物があるかないかで、選ぶべきクラブは大きく変わります。
障害物別のクラブ選択法
①バンカー越え・池越え
- 選ぶクラブ:高さを出せるクラブ(SW、AW、9番)
- 選び方:障害物を確実に越えられる番手を選ぶ
- 失敗例:「ギリギリ届く」PWを選び、バンカーイン→大たたき
②木の間・低い枝の下
- 選ぶクラブ:ロフトの立ったクラブ(UT、アイアン)
- 打ち方:低い弾道で転がして脱出
- 失敗例:高い弾道で無理に狙い、木に当たる
③障害物なし(フラットな状況)
- 選ぶクラブ:転がしやすいクラブ(PW、9番、8番)
- 狙い方:ランを計算して安全にグリーンを狙う
- メリット:ミスしても大きなダメージにならない
プロのアドバイス
「障害物があるときは『越える』か『避ける』かの二択です。『ギリギリ届くかも』という判断が、大たたきの最大の原因になります」(PGA認定プロ)
【レベル別】大たたきに繋がるクラブ選択の失敗例
ここからは、初心者・中級者・上級者それぞれによくある失敗パターンを紹介します。
【初心者】よくある失敗例3選
失敗例①:ドライバーを多用しすぎてOB連発
なぜ失敗?
- ドライバーは最も難しいクラブ
- 「飛ばさなきゃ」という意識が力みを生む
- 方向性が安定せず、OBや林へ
解決策
- ティーショットは**フェアウェイウッド(3W、5W)**も選択肢に
- 飛距離20ヤード減でも、フェアウェイキープする方がスコアは良くなる
- 「ドライバー=必須」という固定観念を捨てる
失敗例②:ラフでロングアイアンを選び脱出できず連続ミス
なぜ失敗?
- 「残り150ヤードだから7番」と距離だけで判断
- ラフでは芝の抵抗でボールが上がらない
- 結果、また深いラフへ→さらにミス→大たたき
解決策
- **ラフでは「脱出最優先」**でSWやPWを選ぶ
- 一度フェアウェイに出してから次を考える
- 「1打損しても、次が打ちやすい場所」を目指す
失敗例③:飛距離を過信してグリーン奥へ大オーバー
なぜ失敗?
- 「練習場で150ヤード飛んだから7番」と最大飛距離で判断
- 力んで予想以上に飛んでしまう
- グリーン奥は難しいアプローチが待っている
解決策
- 平均飛距離で判断する
- 迷ったら大きめのクラブで楽に打つ
- グリーン手前の方が、次のアプローチが簡単
【中級者】よくある失敗例3選
失敗例①:得意クラブに頼りすぎて状況に合わない選択
なぜ失敗?
- 「PWが得意だから、どんな状況でもPW」
- ライや障害物を無視した結果、脱出できない
- クラブの特性を活かせず、ミスが連鎖
解決策
- 状況に応じて苦手クラブも使う勇気を持つ
- 練習で苦手クラブの精度を上げる
- 「得意クラブ=万能」ではないことを理解する
失敗例②:バンカー越えでPWを選び高さ不足でバンカーイン
なぜ失敗?
- 「距離的にはPW」と判断
- バンカーを越えるには高さが足りない
- バンカーイン→脱出→また入る→大たたき
解決策
- 障害物がある場合は1〜2番手上げる
- 高さを出せるSWやAWを選ぶ
- 「届くかどうか」より「越えられるかどうか」で判断
失敗例③:「攻めたい気持ち」で無理なクラブ選択をしてスコア崩壊
なぜ失敗?
- 「ここでパーを取りたい」というプレッシャー
- 難しい状況なのに、無理にグリーンを狙う
- ミスして池やOB→メンタル崩壊→連続大たたき
解決策
- 攻めるホールと守るホールを分ける
- 難しい状況では「ボギー狙い」で確実に
- 「1打損してもスコアを守る」判断力を磨く
【上級者】よくある失敗例3選
失敗例①:攻めすぎてリスクを取りすぎる
なぜ失敗?
- 「技術があるから大丈夫」と過信
- 池越え・ピン狙い・ギリギリの距離にチャレンジ
- 1回のミスが大たたきに直結
解決策
- リスクとリターンを冷静に計算
- 「攻めるべき場面」と「守るべき場面」を見極める
- スコアメイクには「我慢のゴルフ」も必要
失敗例②:風や傾斜を過小評価し、計算通りにいかず大たたき
なぜ失敗?
- 「いつもなら届く距離」と思い込む
- アゲインストの風や傾斜を軽視
- 予想外にショートorオーバーして難しい状況に
解決策
- 風や傾斜は1〜2番手分の影響があると考える
- 迷ったら安全策を取る
- 「完璧に打てる前提」で選ばない
失敗例③:「技術でカバーできる」と過信して安全策を取らない
なぜ失敗?
- 「この状況は何度も経験している」と油断
- ミスしたときのリスクを軽視
- 結果、大たたきしてトータルスコアを崩す
解決策
- 上級者ほど「確実性」を重視
- プロも安全策を多用している
- 「攻めるゴルフ」と「スコアを作るゴルフ」は別物
まとめ:クラブ選択でスコアは変わる!
大たたきを防ぐためのクラブ選択は、以下の3つの基準が最重要です:
- 距離:平均飛距離を把握し、無理のない番手を選ぶ
- ライ:芝の状態に応じて、脱出優先か攻めるかを判断
- 障害物:越えられるか・避けるかを冷静に判断
さらに、レベル別の失敗例を知ることで:
- 初心者:ドライバー多用・ラフでの無理・飛距離過信を避ける
- 中級者:得意クラブ依存・高さ不足・無理な攻めを避ける
- 上級者:過度なリスク・風や傾斜の軽視・技術過信を避ける
**「このクラブで打ちたい」ではなく「この状況で最適なクラブは何か?」**と考える習慣をつけることが、大たたきを防ぎ、安定したスコアメイクへの近道です。
【PGA認定プロからのアドバイス】
「ゴルフは『ミスをしないスポーツ』ではなく、『ミスを最小限にするスポーツ』です。クラブ選択は、その最も重要な武器。迷ったら安全策、これがスコアを守る鉄則です」
次のステップ
- 自分のクラブ別飛距離表を作成する
- ラウンド中、クラブ選択の理由をメモする
- ミスしたホールを振り返り、どのクラブが正解だったか分析する
正しいクラブ選択を身につけて、大たたきのないゴルフを楽しみましょう!


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