第一回【衝撃の事実】 なかなか上達できない人の共通点

ゴルフ上達を止める「知識過多」の罠

「ラウンドに出ると、練習場通りにいかない…」

そう感じている 上達を目指すゴルファーの皆さん、こんにちは。ティーチングプロの朝永です。

普段レッスンをしていて思う事があるのですが、毎週のように YouTubeなどで最新スイング理論を研究していたり、レッスンで得た知識を全て実行しようと試みているにもかかわらず、本番でスコアが伸び悩んでいる・・・という方、結構いらっしゃいますよね。

この辺について、少し掘り下げていこうかと思います。

まず、ゴルフ上達の真実とは「知っている」と「できる」の間には、埋めがたい 99% の差があるということです。

この 99% の差こそが、あなたのスイングを硬直させ、スコアメイクを妨げる「分析麻痺(Paralysis by Analysis)」という罠を引き起こすのです。

この記事では、なぜ多くの知識があなたの上達を妨げたり、スコアを悪くするのか、そのメカニズムを解説し、知識収集で満足する状態から脱却する方法を提示します。

知識がスコアを悪くする理由

知識過多が引き起こす「分析麻痺」のメカニズム

なぜ、新しい理論を知ることで、かえってスイングが崩れてしまうのでしょうか?

それは、人間の脳の処理能力と、ゴルフスイングの特性が関係しています。

ゴルフスイングは、一瞬の反射無意識の動きで成り立っています。この反射を妨げるのが、あなたの「意識」です。

多くの知識は脳内渋滞の原因: 3 つの意識が競合する

例えば

①YouTube で「シャローイング」の知識を得る。

②レッスンで「左足の壁」の指摘を受ける。

③友人に「もっと手首を使え」と言われる。

アマチュアは、これらの知識を全て同時に実行しようとし、スイング中に「シャローに、壁を作って、手首を使う」という複数の意識を脳内で競合させたりしてしまうんですよ。

これまさに「脳内渋滞」が発生した瞬間です。こうなると体はスムーズな動きを諦め、筋肉が硬直します。これが「分析麻痺」の正体です。

スイングは「作業」ではない!!

体が固まり、タイミングが崩れれば、当然ナイスショットは出ません。

そしてあなたは、「どの意識が間違っていたのか」とさらに知識を探求し、結局泥沼にはまっていくのです。

かつての私も陥った罠:「ショットは上手いがゴルフは下手」の正体

ゴルフを始めた頃の私も、まさしくこの「知識過多・分析麻痺」の罠にハマっていました。

ある日、全国レベルの同級生に言われた一言があります。

「お前、ショットは上手いけど、ゴルフは下手だよな」

当時の私は、「良いスイング=良いスコア」と信じ、ひたすら練習場でナイスショットを打つことだけを意識していました。良いショットは打てても、コースでは傾斜やプレッシャーに負けてスコアはバラバラ。

この言葉の意味は、「技術(ナイスショット)と戦略(ゴルフというゲーム)は全く別物である」ということ。そして、私がいくら知識を詰め込んでも、コースのプレッシャー下で「実行」できなければ、それは無意味な知識でしかないと悟ったのです。

知識をスコアに変える 3 つの壁

あなたの知識を、スコアに直結する「使える技術」に変えるには、以下の 3 つの壁を越える必要があります。

第 1 の壁:知識(Know)

状態: 理論やスイングの形を「頭で」理解している段階。(例:フックの原因が掌屈であることを知っている)

練習での役割: 座学。 0から1を生み出すための初期段階。

第 2 の壁:技術(Can)

状態: 意識して、集中すればその動作を実行できる段階。(例:意識すればフェースを開いたままインパクトできる)

練習での役割: 実験。安定しないが、新しい技術を体にインストールしようとしている状態。

第 3 の壁:実行(Do)

状態: プレッシャー下でも、何も考えずに体が自動的にその動作を再現できる段階。(コースで使える技術)

練習での役割: 実戦。「無意識の反射」として定着しており、スコアに直結する。

あなたが思う様に上達できない最大の理由は、第 1 の壁(知識)第 3 の壁(実行)の間にいます。つまり、頭でっかちになり、最も重要な「無意識の反復練習」が不足しているということなのです。

ここだけは自己努力です!

やるしかないんです!!

やった人達だけが上手くなってるんです!!!

あなたの上達を加速させる行動提案

知識収集のループから脱出し、第 3 の壁「実行」へ進むため、今日から以下の行動を始めてください。

行動提案 1  1 週間の「情報断食」を始める

今日から 1 週間、新しいスイング動画の視聴、ゴルフ記事の閲覧を完全にやめてください。

あなたの頭の中に既にある知識を「 1 つ」に絞り、その知識の「再現性の向上」に 100% 集中してください。

行動提案 2  「 1 点集中する課題」を見つける

ただ知識を絞るだけでは、練習の方向性が分かりません。

次回の記事では、「90代で回りたい」というあなたの目標から「今、あなたが練習すべき 1 つの課題」を明確にする「逆算思考」を徹底的に解説します。

次回の記事で、あなたの「 1 点集中の課題」を一緒に見つけ、上達への確実な一歩を踏み出しましょう。

【次回予告】第 2 回:上達ゴルファーの共通項:「逆算思考」で練習の質を一変させる

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