渡辺司プロのお話し
こんにちは。トレーナーの常盤です。
先日、日本ゴルフジャーナリスト協会の新年会に参加してきました。
ゲストで渡辺司プロが来られていて、面白い話しを聞けたので一部紹介します。
その前に渡辺司プロをよくご存知でない方もいると思うので少しプロフィールを・・・・
現在シニアツアーで活躍するプロゴルファーです。今年で53歳になるのかな?
去年は日本シニアゴルフ選手権で見事優勝を果たしました。レギュラーツアー時代は1985年に初シードを獲得し20シーズン以上シードを獲得し続けたプロゴルファーのお手本のような選手です。
その渡辺司プロが盲人のゴルファーの方と初めて一緒にプレーした時の話しです。そのミート率の高さに驚かされた渡辺プロは「なんでそんなに芯に当たるんですか?」と聞いてみると、驚きの秘密が!
ブラインドゴルフにはボールを置く係りの人がいます。このボールを置く係りの人の技術がかなり必要なのです。
気持ち良くクラブを振り切りフィニッシュでバランスよく立てるスイングの通り道に寸分違わずボールを置くそうです。
その置く場所をどこにするかをいろいろ試して最終的にその人のスイングにピッタリのボールの位置を探り当てるらしいです。
ボールの位置が決まればあとは気持ち良く振り切ってフィニッシュを取るだけなのです。
これはまさに誰しも憧れる「素振りと同じように振る」とか「スイングの通過点にボールがある」とかを毎回やっているということになり、ミート率が高いのもうなづけます。
実際、渡辺司プロも「気持ち良く振り切る」を意識してボールの位置をいろいろ試したところ、ドライバーのボール位置のベストポジションは今までに比べボール3個分も左だったそうです。そしてドライバーがすごくよくなったと言っていました。
「スイングをする自分を直す前に、ボールを置く自分(ボールに対して構える自分)を直した方がいい」と渡辺司プロは言っていました。
プロゴルファーでこんな事があるくらいなら、自分はとんでもないことになっている可能性があります。
確かによく「ちょっと近いかな?」とか思っても、「まあいいか」と打ったりしてます。
「なんていいかげんなんだ!!O型!」と反省しました。
今度からはもう少しボールの位置に気を使うことにします。
みなさんもぜひ!