夏ゴルフは『熱中症』に注意!

毎年熱中症で救急搬送される方は5万人もいるそうです。ただその内の半分くらいは室内で起こっているようですが、炎天下で行うゴルフももちろん危険です。

  • 服装

通気性・吸収性・速乾性の高いウェア

冷感機能のあるインナー

色は熱を吸収しにくい白っぽい色

直射日光を避けるための日傘

サンバイザーよりも帽子

目からの紫外線をガードするサングラス

*各ゴルフ場で設定しているドレスコードは守りましょう!

  • 水分補給

ラウンドが始まってしまうと、ハーフが終わるまでは自動販売機や水飲み場がほとんどありません。

必ずラウンド前に十分な水分補給をしておきましょう。また事前に2~3本は準備しておきましょう。そのとき1本凍らせたドリンクを準備しておくと、直接氷として体を冷やしたりすることもできますし、ラウンド後半にはちょうど溶けて冷たいドリンクで体内から冷やすこともできるので重宝します。

  • ナトリウム不足

大量に汗をかくと、その中にはナトリウムなどのミネラルも含まれていますので、水分だけの補給だとナトリウムなどのミネラルは不足してしまいます。水分を補給する際は、スポーツドリンクやOS‐1などがお勧めです。またナトリウムが入っているサプリやゼリーや飴などで補給することもできます。

ただし塩分の摂りすぎにも注意しましょう。朝食や昼食をしっかり食べていればその中で十分な塩分は補給しています。そこまで大量に汗をかいていないのであれば、無理に塩分を摂る必要もありません。

  • 熱を逃がす

熱中症は熱が逃げずに体温が上昇することが問題となります。汗が出て乾くときに熱が逃げるので、速乾性のウエアを着用しましょう。氷などの冷やすものがあれば、体表の血管(首すじ・脇の下・そけい部)を冷やしましょう暑さに慣れておく

体は暑さに適応しますので、練習などで体を慣らしておくことも対策の一つです。

■危ないなと思った時の応急処置■

  • 軽度の症状 → めまい・立ちくらみ

水分・ミネラルを補給し、木陰や涼しいところで休みましょう。

  • 中等度の症状 → 倦怠感・頭痛・吐き気

プレーを中断しましょう。すぐに室内の涼しい場所に移動し、水分・ミネラルの補給と氷のうなどで首すじ・脇の下・そけい部を冷やしましょう。症状が回復しない、または悪化する場合は病院に行く必要があります。

  • 重度の症状 → けいれん・意識障害・歩行困難

すぐにゴルフ場のスタッフに連絡してください。応急処置としては、涼しい場所へ移動させ、ベルトやボタンなどを緩め、氷のうで首すじ・脇の下・そけい部を冷やしましょう。水分補給は自力でできなければ、無理に飲ませてはいけません。