熱中症対策

こんにちわ。トレーナーの山本です。

熱中症を予防するには・・・

①水分をこまめに摂取する(水ではなく塩分など入ったスポーツドリンクが理想)
②涼しい格好をしたり木陰で休んだりして体温の上昇を防ぐ
③休息や睡眠をよくとる

などはもう基本ですね。今回は熱中症になりそうだな~と感じた時や回りにいる人が熱中症になってしまった時の対応法を超簡単にご紹介したいと思います。

症状として、①頭がボーっとする ②気持ち悪るい ③呼吸、脈拍数が多くなった

などと感じた時は原因は様々ですが「脳血流量の低下」が疑われます。
簡単にいうと頭に新しい血が流れて行ってない状態です。

なぜ「脳血流量の低下」がおきるのか・・・
体温の上昇、体内の水分量不足がおきると血液の巡りが悪くなってしまい、立っていると重力の影響で足に血液がたまって頭に血液が流れにくい状態になるからです。
体は頑張って手や足の血液を優先的に脳へ送ろうとしますが巡りが悪くなっているとなかなか上手く送ることができません。

こんな時どうすれば良いか・・・
処置法をご紹介します。

①木陰などに移動し、直射日光を避けます。移動できない時は日傘などで対応します。

②室内・・・体に水や霧吹きをかけて扇風機に当てて体温を下げます。
 屋外・・・木陰に移動して水や霧吹きをかけて仰いであげて体温を下げます。

※氷を首裏やわきの下などに入れるのも有効ですが、水をかけて蒸発させる気化熱を利用する方が効果的とも言われています。

③水分(なるべくスポーツドリンク)を摂取します。意識がない人には無理に飲ませないで下さい。肺炎の原因になります。

④写真のような足を高く上げた「ショック体位」にさせます。足をあげ頭を低くすることで脳への血流量を増やします。

意識がない、自分で移動できないなどといった時は早めに救急車を呼んで到着するまでは上記の状態で待機してください。
なによりも予防が大切という事をお忘れなく今年の夏を安全に乗り切りましょう。