引き続き・・。
こんにちは。
トレーナーの飛田です。前回投稿したブログに引き続きます。
トレーナーっぽく(笑)『身体』について。
マー君が変わったのは、入団3年目、楽天イーグルスに日ハムから移ってきた『佐藤義則コーチ』との出会いからだと言われています。
佐藤コーチは日ハム時代ダルビッシュらを育てた名伯楽と言われていました。
入団から毎年マー君は怪我に悩まされ、ローテーションを守ることができないでいました。
肩痛、肉離れ、胸部筋断裂 etc。
佐藤コーチとのフォーム改善が始まります。
マー君は実は体幹が使えておらず、手投げのフォーム、力み型のフォームだったそうです。
「(肩の)力を抜け」と言うと、体幹、体の力もグニャッと抜けてしまっていたそうです。
あら、なんだか・・聞き慣れた話ではないですか(笑)
それと、投球フォームで左足に乗る時に左膝が一塁方向へ割れてしまう(左へ開いてしまう)癖があったのを徹底的に修正したそうです。
左足は右利き投手にとっては軸足となり、安定したフォームには欠かせない部分。
ピッチャーマウンドは球場によって高低差があり、まっ平らではありません。
これも、ゴルフと重なりますね。
左足がグラグラすると、安定しませんし、練習場の地面は平らですが、実際コースに行くと、まっ平らのみから打てるわけではありません。
色んなアンジュレーションに対応できるアドレス、身体能力、感覚が必要になってきます。
他にも佐藤コーチと取り組んだ部分があるようですが、これ以上ご興味がある方は、「一流の育て方(佐藤義則著)」をお読み下さい。
小さい頃から野球に取り組んで、プロ野球に入団した人でも、体幹を扱う、体幹を目覚めさせる、体幹を使えるようになるには、それなりの取り組みが必要になるんですね。
「肩の力を抜いて〜、体使って〜」なんて・・コモのどこのクラスからでも聞こえてくるプロのセリフですよね。
マー君はお見事に体幹、力の抜き方、抜きどころを身につけ、安定したフォームを身につけて、2011年シーズンは怪我なし、成績も文句なしの沢村賞を受賞しました。
マー君のドライバーで310yard以上飛ばすフォームは、投球フォームを改善した上で変わってきたと想像がつきます。
マー君が取り組んできた「力を抜く」ところと、「体幹」とは、いったい体のどこの事を言っているのでしょうか?
『体幹とは、どこのこと?』
この先は・・次回のブログに続きます。